ケララ人に日本語を教えるケララのブログ

南インド大好きなケララの日々の出来事を書いています

外国人との恋愛

こんにちは。ケララです。

 

昨日梅雨入りしたというのに、今日はこんないいお天気。この晴れの後に梅雨入り発表ではいけなかったの?と不思議に思う気象のシロウト、ケララです。同じこと考えてる人、きっといるんじゃないかなぁ。

 

昨年秋、ケララはなかなかドラマティックな出来事に遭遇しました。

 

ある日の朝、職場にひとりの外国人が現れました。ケララの職場はいつでも外国人だらけですから、いつも通りに応対しようと顔を上げ立ち上がろうとして...。

 

視線の先にいたのは、半年以上音信不通になっていた、アメリカ人のペンパルでした。

「なぜあなたがここにいるの?」

固まるケララに周りの同僚たちも気づいた様子。ひとこと断ってから、彼と一緒に外へ出ました。

 

彼とはおととしの夏から半年以上、毎日メールかラインで会話をしていました。ケララは文字のチャットで十分なのですが、彼はビデオチャット、無理なら声を聞かせてと言い、毎日おやすみの挨拶を送ってくれました。あちらは昼間でしたけれど。ケララは昔、4年ほど外国人とお付き合いしていたことがあるので、このケースはそういう感情が含まれているということは感じていました。

 

昨年1月、彼はアメリカを出発し、長期の旅に。1カ国目はインド。次がスリランカ。「ケララにスモールギフトを送るから、もしよければ住所を教えて」と言われ、住所を教えたのですが、いつになっても届くことはなく。

 

決してものが欲しいのではないんです。でも、それまで彼はプライバシーに関してすごく慎重でしたから、住所を聞いておきながら言ったことを実行しないということに、なんだか不信感を抱いてしまって。そこから、彼への気持ちが変化してしまいました。

 

暖かくなったらケララに会いに行くね、とは何度も言われていました。が、それ以前の段階で、心のもやもやを消化できず、あちらの通信環境があまりよくないこともあり、返信を減らしつつ連絡をとるのをやめてしまいました。

 

そして、あの日。

 

「昨日日本に着いたよ。とにかく、ケララの住む街に行って探せば会えるかもと思って。道を聞こうと入ってみたら、そこにケララがいたよ。」

にこやかに話す彼。突然の出来事にクラクラするケララ。実際に会うのは初めてなのに、ビデオチャットで見慣れていたため、懐かしさを覚えるという不思議な感覚。

 

仕事は急に休めないので、その日のディナーの約束をしました。日本に来たら一緒に食べたいと言われていたお好み焼き。食事の後散歩しながら、これまでの旅のこと、連絡をとらなくなったケララへの思い、彼の感情などを話してくれました。

 

ハグしていいか?と聞かれ、オーケーしたものの、ケララはそのハグに答えることが出来ず。

一方的にギューされ、ギューをし返さないことを問いただす彼。「どうして?ボーイフレンドができたの?会えて嬉しくないの?」

ケララも正直な気持ちを彼に伝えました。

 

「日本に来た目的は、ケララに会うことだったんだよ」

はい。そんなこと、言われなくてもわかっています。ケララがギューを返していたら、きっとふたりの関係は進んだはず。

だからこそ、できなかったんです。

 

わざわざ会いに来てくれたことは嬉しかったし、感謝もありました。もちろん申し訳ない気持ちもありました。

 

彼の旅の1カ国目が日本だったなら、私たちは違う結果だったかも知れません。

 

あれから半年以上が過ぎました。

もうフロリダに帰っていることでしょう。

人生はタイミング。

これでよかったのだと思います。