こんにちは。ケララです。
いきなりですが、ケララは南インドが大好きです。お気づきの方も多いでしょうが、ケララという名前も、南インドケララ州から拝借したものです。
どうして南インド限定かって?
単純に、南インドしか行ったことがないからです。これまで3回渡印、トータルで35日ほどの滞在ですが、見事なまでに南だけなんです。
アレッピー、チェンナイ、バンガロール、カーニャクマリ、トリヴァンドラム、コヴァラム、ムナー、コーチンなどなど。
主な滞在先はアレッピーの友人宅。3回のうち1回は出張でしたので、その時はホテルにも泊まりましたが、出張の時でさえバンガロールでは友人宅に泊まらせてもらいました。
初めてインドに行ったのは、2004年の12月。
帰省をするというインド人の友人に誘われたのがきっかけでした。実はこの時、ケララは専業主婦で離婚調停中。(当時、友人はそのことは知らなかったのですが) 離婚が成立したら専業主婦は卒業なので、自由な長期海外旅行はもちろんできなくなります。それならば気分一新、新たな人生のスタートの記念?に、思い切って行ってしまおうということになりました。
いや、今でこそこんな明るく語れますが、当時は精神的ダメージや先の人生の不安もいっぱいだったのです。まさか自分が離婚するなんて、思ってもいませんでしたから。14年経った今でさえ、やはり心のどこかに痛みがあります。
と、そんな理由で決まった初めてのインド。
期間は3週間。上の子が5歳、下の子は3歳でした。そんな小さい子が3週間もインドホームステイなんて大丈夫?と言われたことも多々ありましたが、全く問題はなかったですね。
アレッピーののんびりあたたかな空気と友人ファミリーやそこで出会ったインド人のやさしさが、親子3人それぞれのココロの傷を癒してくれました。
2016年夏、15歳になった下の子と友人宅を再訪。12年ぶりでありながら、家族の帰省のように迎えてもらい、しあわせな時間を過ごさせてもらいました。ケララが南インド大好きなのはこんな理由からです。
どんな人にも、人生の中でかけがえのない出会いがあると思います。ケララにとって、それは間違いなくインド人の友人達。
2002年に出会った三家族が、ケララの人生に大きな影響を与えてくれました。インドには「呼ばれる」と言いますが、本当なのかもしれませんね。
で、ケララのブログのタイトル。
ケララは本当にタージマハルに行きたいとは思っています。でも、「さあ、1週間休暇をあげるから、インドへ行ってきていいよ」って言われたとしたら (ありえないけれど)、またアレッピーに足が向かってしまうのは確実です。
だから、ケララにとってタージマハルは遠い存在。北インドから「呼ばれる」日を楽しみに待つつもりです。
2016年8月 アレッピーにて